2011-01-01から1年間の記事一覧

コミケでTシャツ売ります

どうも、マクガイヤーです。 自分は「オタキングex」という社員が社長(岡田斗司夫)に年12万円払う不思議な会社、というか社会人サークルに入っているのですが、その関係でコミケに出展することになったので告知致します。 【サークル名】岡田斗司夫のひと…

スポーツ映画ベストテンに参加します

毎年末に開催されているid:washburn1975さんの映画ベストテン。昨年は色々と忙しくてパスしてしまったのだが、今年は「スポーツ映画ベストテン」という興味を惹かれる企画なこともあって、参加することにした。 なんで興味を惹かれたかというと、自分はスポ…

渡辺文樹の王国:第2回渡辺文樹映画祭

すっかり渡辺文樹にハマってしまったのだが、この度高円寺にて渡辺文樹映画祭が行われるという。 この前観た新作の『金正日』に加えて、過去作のほとんどが上映されるという。しかもゲストとの対談つき。これを観ずしてなにを観ろというのか。 そういうわけ…

『伊勢田大博覧会6』レポート

先々週のことだが、コリアンタウンを通り越してすっかり韓流タウンになった新大久保に行ってきた。 なぜ新大久保かというと、ネイキッドロフトで『伊勢田大博覧会6』が開催されるからなのだな。 伊勢田勝行とは誰か? アニメ界のヘンリーダーガー。孤高の自…

世界一カワイソウなインド人映画監督:『インモータルズ-神々の戦い-』

『インモータルズ-神々の戦い-』鑑賞。 相変わらずターセム・シン監督の映画のお話は超つまらないのだが、映像と石岡瑛子の衣装が超凄いのも相変わらず。そしてエログロが前作・前々作の10倍増し。でも、これも『300』のパクリとかいわれちゃうのかなぁ。タ…

アンジャッシュ児嶋の暗黒:『恋の罪』

『恋の罪』鑑賞。 冷たい熱帯魚 [DVD] 前作『冷たい熱帯魚』は徹底した男性視点の映画だった。男性から観た女性とは何か。究極的にいえば、それはトロフィーだ。だからでんでんはフーターズ・ガールみたいな店員を自分の店にはべらせていたし、吹越満演じる…

土方くんとラッパーくん:『サウダーヂ』

シネマハスラーを聞いて気になった『サウダーヂ』観たのだが、聞きしに勝る映画だった。この映画が入らない今年の邦画ベストテンは嘘だと思う。 真鍋昌平がヤンマガで長期連載したらこんな感じになるのかもしれない。 『サウダーヂ』は山梨県甲府市というど…

ジャンルへの愛の捧げ方:『ランゴ』

ランゴ [DVD] 『ランゴ』鑑賞。全然期待しないで観たのだが、とんでもなく面白かった。井口昇による『電人ザボーガー』が70年代のチープな特撮に25(35)年経ってもオトナになりきれない大きなお友達がオマージュを捧げた傑作なら、『ランゴ』は70年代マカロ…

『電人ザボーガー』が素晴らしい三つの理由

最近オタ友に会うと会話の9割が『電人ザボーガー』の話題だったりするマクガイヤーです、こんばんは。 それだけ井口昇によるリメイク版の映画『電人ザボーガー』*1は傑作なのだと思う。どのくらい傑作かというと、映画を観た後思わずカラオケに行って主題歌…

澤穂希の惑星:『猿の惑星 創世記』

【なでしこジャパン:なりきり澤穂希さんセット】 ラバーマスクとウイッグで澤選手に変身! テレビを見ていたら、なでしこジャパンの澤選手が「感動しました!」なんて言ってる姿が『猿の惑星創世記』のCMとして放映されていて、驚いた。澤選手は自分が起用…

深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている:『痛快!!ビッグダディ12 ・2週連続スペシャル!2』

(前回からの続きです) 一週間のご無沙汰だ。 ついに始まったぜ『ビッグダディ』後編! とばかりにテレビをつけ食い入るように観る体制を整えたものの、土曜の夜6時半からという時間が悪かった。丁度夕飯時だった我が家は食卓を囲みつつ家族で鑑賞と相成っ…

大家族 この狂気するもの:『痛快!!ビッグダディ12 ・2週連続スペシャル!1』

いま目の前のテレビにとんでもないものが映っている。どうみても本物としか思えない夫婦喧嘩だ。 ただの夫婦喧嘩ではない。いわゆる修羅場なのだが、普通テレビで表現される夫婦喧嘩は特徴的な会話や身ぶり手ぶりのみをつまんで、軽く見られるように編集する…

ヤンキー的精神というLeap of faith

頁作さんのブログ「また君か」は自分のネット巡回先の一つだ。頁作さんにはリアルで会ったこともネットを通じてコンタクトをとったことも無い。だが、頁作さんが自分とだいたい同世代のゲーオタでありアニオタであるということは分かり、日常で感じるちょっ…

アメリカ人が最も恐怖する事態:『世界侵略: ロサンゼルス決戦』

『世界侵略: ロサンゼルス決戦』鑑賞。 傑作だった『スカイライン』や『モンスターズ』に比べると、薄っぺらいシネコン大作映画感に溢れていたもので、それほど期待していなかったのだが、意外にも面白かった。あんまり評判よくないらしいが、自分はこの映画…

映画とは何か:『金正日』鑑賞記その2

(前回の続きです) 照明が落とされる。いよいよ上映だ。こんなにも期待感に溢れながら、映画がスクリーンに映されるその瞬間を待つのは久しぶりだ。 が、何か様子がおかしい。目の前には二人のおっさんが映っている。片方はメガネをかけている。片方はかけ…

映画とは何か:『金正日』鑑賞記その1

またもや一週間前の話題で恐縮なのだが、かねてより行きたい行きたいと思っていた渡辺文樹の映画上映会に行ってきたので、そのことについて書く。 渡辺文樹とは誰か。ある者は彼を伝説の映画監督と呼び、ある者は希代の香具師と呼ぶ。ある者は最もプリミティ…

おれの田舎はDASH村

もう放送から一週間近く経ってしまったが、やはり書いておこう。夕飯食いながら『鉄腕DASH』を観てたら、山口達也が放射性物質防護服を着こんで汚染されたDASH村に赴き、せっせとひまわりの種を植えていて驚いた。全部無かったことにするのも可能だったのに…

水着でイチャつくリア充皆死ね、でもおっぱい一回触らせて:『ピラニア3D』

Piranha [Blu-ray] [Import]Alexandre Aja 結局今年の夏は家族旅行以外の旅行に行けなかったのだが、少しでも夏休み気分を味わおうと『ピラニア3D』を観にいった。いやー、最高の映画だったよ! 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の冒頭にて、ロ…

しあわせの在り処:『監督失格』

『監督失格』鑑賞。 その内面の吐露に観客を巻き込む表現技法から「表現に関わる全ての人にみてもらいたい」なんてコメントをツィッターでみかけたが、むしろ「愛」と「死」がテーマとなっている普遍的な映画だと思った。 自分はAV女優やピンク女優としての…

ニチアサの青空が目に沁みる:『ゴーカイジャー』第28話 「翼は永遠に」

なんか特撮の話が続いているけど、書かざるを得ない。今日の『ジェットマン』じゃなかった『ゴーカイジャー』は泣けたなぁ。以前紹介した『父と暮せば』もそうだったのだけれども、こういうジェントリィ・ゴーストものに自分は滅法弱い。まったく、青空じゃ…

ライダー先進国・怪獣後進国

先日、まるで灼熱のインドの闇市のような夏コミに行ったのだが、そこで『月刊ヒーローズ』の『ウルトラマン基金』同人誌なるものを買った。 これが面白かったので、ちと紹介したい。 まずは『月刊ヒーローズ』の看板連載らしき、清水栄一×下口智裕@『ライン…

紳助さん、「笑いと感動」をありがとう!

紳助引退。なんだか気持ち悪い感じがするのは、やっぱり謹慎でも謝罪でもなく引退であったことだと思う。 会見で語られた理由が「暴力団とメール」でしかないのが余計に気持ち悪い。10年前くらいにたけしが「ヤクザに絡まれる」というドッキリを仕掛けられた…

抜け忍と変身とヒーロー:『仮面ライダースカル メッセージforダブル』と『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーエターナル』

前々回の続きのような続きでないような日記。 というわけで、出来の良さは認めるものの、主に「キャラの立て方がコミック・アニメ的」という理由から、自分はあんまり三条陸+坂本浩一の組み合わせによる『W』が好きではなかったんだよね。 なんといえば良い…

ありがとう赤松先生!:『がらくた屋まん太』がJコミで公開

以前、本ブログで紹介した『がらくた屋まん太』がJコミで公開された。 がらくた屋まん太 1~最新巻(アスキーコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]能田 達規 ご存知の通り、Jコミは広告を入れることで絶版漫画を無料で配信するサイトだ。だから、A…

アニメと実写のあいだ、特撮と時代劇のあいだ:『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』

最近の東映は実入りの良い仕事と考えているのか2、3ヶ月に一回ライダーや戦隊やプリキュア達が集団戦闘する映画を公開している。聞いたところによると、一般映画に比べて比較的安い制作費にも関わらず、親子連れで客が入ってくるので普通の映画より興収が良…

昭和30〜40年代が舞台のオープンワールドゲームがやりたい

コクリコ坂から (スタジオジブリ, 宮崎吾朗監督) [DVD] 以前のエントリで書いた通り『コクリコ坂から』は結構出来の良い映画だと思うのだけれど、時代背景を原作の1980年から1963年――昭和38年にした変えた理由って、あんまり無いと思うんだよね。 いや、企画…

聖なる童貞伝説第終章-童貞王の帰還-:『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン [DVD] TF者にとって今世紀最大にして最後の祭り、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』を観てきたぜ! いつもながらの童貞話に狂ったギャグキャラ、そして年齢指定が信じられない暴力ロボ描写……と、信頼…

脳内原田芳雄:『父と暮せば』

原田芳雄が死んだらしい。 自分はこれまで死ぬ直前の人間に三人会ったことがある。祖父と先輩二人だ。祖父の部屋中に充満していた死に近づいた人間の雰囲気――「におい」みたいなものは強烈に記憶している。祖父は70代後半だったので、その「におい」に気づい…

カルチェラタン、トップクラフト……そしてスタジオジブリ:『コクリコ坂から』

コクリコ坂から (スタジオジブリ, 宮崎吾朗監督) [DVD] 『仮りぐらしのアリエッティ』妄想エントリが思いのほか好評だったので、ブログのネタにでもすべえと半分馬鹿にしながら『コクリコ坂から』を観に行ったのだが、音楽が説明的でちょっとウザいところが…

ババァたちの『エイリアン2』:『デンデラ』

昨年、たいへん面白かった映画の一つに『十三人の刺客』がある。三池崇の映画は面白いのもあれば、つまらないものもあり、『十三人〜』が面白かった理由は監督以外にあるのではないかと考えるのは自然なことだ。 そんなわけで、『13人〜』の脚本を務めた天願…