ガンダムver. お台場祭


嫁と娘が二人で出かけるという。息子と二人で留守番するのもなんだか勿体ないので、ちょっと気になっていたお台場ガンダムを見にいってきた。男二人でガンダムってヤツだな。ガンダム鑑賞に女など不要だぜ!!



ゆりかもめ降車後、しばし迷ったりしたのだが、無事に会場到着。直後、ガンダムが顔だけ動かしつつ光ったり煙噴出したりするパフォーマンスを目撃できたのはラッキーだった。



でも、このパフォーマンスの直後に、皆が拍手したのにはびっくり。ヱヴァ新劇場版といい、最近のオタはすぐ拍手だ。リテラシーが高まったのか、低まったのか。





列に並ぶ必要があるものの、足元までいけるので、そこで写真を撮ろうとしたら、いきなり息子が「おしっこしたい」とか言い出すので焦った。我が息子だけあって、空気の読めない男だよ。


で、感想なのだが、とにかくデカかった。あと、この位の重量と大きさを持ったメカニックが自力で動くってことが如何に大変かというのを承知の上で、顔だけでも動かすというのは良いアイディアだよな。ちょっと前に横浜開港博のラ・マシンを観たときも感じたのだが、この位の大きさの動物なりロボットなりが動くと、それだけでもう感動しちまうんだよね。アーサー・C・クラークは、人間には巨石を崇拝する癖があるといっていたけれど、巨石が動くとその回路も増幅される、みたいな。


オタ的なことを書くと、顔がデカいのは下から見上げること前提の造形なのか、それとも小顔+イカリ肩で格好よくみせる風潮に必死で抵抗する最近のMGスタイルの流れか、どちらの理由なのだろう?なんて思ったりした。右足カカトをちょっと浮かしたポージングでの固定は流石バンダイだよな。
関節部に赤を持ってくるセンスや、1/1を踏まえたディテーリングも、流石バンダイ。でも、一番流石だと感じたのは、これに合わせて新規造形のプラモを発売したことだ!入場を無料にしつつ、稼げるところでしっかり稼ぐバンダイ商法に脱帽だぜ!
HG 1/144 RX-78-2 GUNDAM Ver.G30th
B002BRUGHM


27時間テレビワンフェス効果か、かなり人手が多かったものの、会場となる潮風公園が広いせいか、それともガンダムがデカいせいか、あまり気にならなかったのは良かった。会場にはガンダムを囲む形で屋台が一杯出店していたのだが、暑いせいかビールとかき氷に長蛇の列ができていたのは印象的だったけれども。この暑さでケバブとか食いたく無いよな。



しかし、フランクフルトを売ってる同じ店でゲームソフトを売っているのは面白い光景だった。くじの景品でゲームってのはよくあるけれど。



あと感じたのは、今夏ここはオタというかガンオタにとっての祝祭空間になるのだな、ということだ。夏のみの期間限定、ガンダムを囲む出店。汗水たらしながら氏神の化身である神輿を取り囲み、1/1ガンダムの造形や光と煙のパフォーマンスについて語り合い、近寄って携帯カメラで撮影した後は、ビールを飲みながら遠目で鑑賞。それはガンダムというコンテンツが豊穣な実りを得たことへの感謝だ。コミケが開催されるビッグサイトの目と鼻の先という、別の祭りの近傍という立地も良い。秋葉原がメッカや伊勢神宮のような聖地だとしたら、こちらは三社祭天神祭というところか。同じ阿呆なら踊りゃな損損!祭を楽しむぜ!!


本当は夕方まで待って、長時間露光で下記ブログのような工場萌え的写真を撮りたかったのだけれど、子連れだと深夜帰宅が辛いので今回は断念。


Photos: Nocturnal Gundam ~ Pink Tentacle


うーん、大島行くついでに再挑戦しようかな。