ぶらり台湾子連れ旅:その2 故宮博物院


 さて、観光だ。嫁が行きたい行きたいと言い、親戚も是非行けと言っていた、故宮博物院へ行ってきた。蒋介石国共内戦のどさくさに紛れて台湾に持ち出した宝物の数々を飾っているアレだな。


 何回か行ったことがあるのであんまり気乗りしなかったのだが、改装で随分綺麗になっていて驚いた。私が中学生の頃に訪れた時は、冷房の音がガンガンいってたり、片隅に家庭用の加湿器がおいてあったりしたんだがなぁ。


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 驚いたのは、とにかく客が多くて、混んでいたこと。以前はガラガラだったんだがなぁ。土日だったからか?基本的に前面撮影禁止なのも、むべなるかなといった感じ。有名な翡翠白菜の前には大陸からの観光客が押し合いへしあいしていて、学芸員が注意していたのが印象的だった。



 ちなみに画像は従兄弟からもらったお土産なのだが、材質はオタにお馴染みのポリストーン製。上部に張り付いているイナゴとキリギリスまで完全再現の優れものだ。



 外に良い感じの中国式庭園(至善園というらしい)があったので休む。奇岩やら楼閣やらがあって、実にそれっぽい。



 池の鯉にエサでもやるかと奥にゆくと、どこかで見慣れた光景に出くわす。あのショッキングな色のヅラは……



 そう、コスプレ撮影会だ。台湾は日本のオタ文化の影響をモロに受けているので、ビッグサイトみたいな光景が繰り広げられるわけだな。ちょっと何のキャラなのか判別できなかったのだが、三国無双とかBLEACHなんかのコスプレ撮影会を新宿御苑で敢行するようなものだと思う。台湾恐るべし。
 しかも、年下らしき別グループの女子達が「あっ!あのお姉さん達コスプレしてる〜!」みたいな感じで話しかけていて、見知らぬ他人同士が和気あいあいとしてる姿が印象的だった。受け継がれてるなぁ。