地震・津波・火事・原発


親愛なるブログ読者の皆様、お元気だろうか?
ダサイタマはカワゴエシティーに住んでる自分は無事元気だ。海も無くて平地続きの当地では地震もそれほど影響無く、職場の棚の一番上に置いてあったビーカーが割れたのと、自室に山積みしてあった本の山が崩れたのと、水槽の水が脇に飛び出たのだけが実質的な被害だった。自転車通勤だしね。


3/11当日、電車通勤の嫁は帰宅できなかったので子供のお迎えに行ったりしたのだが、両親共に帰宅困難でお泊りせざるをえない子供たちが一杯いてちょっと可哀想だったな。やっぱり、平時でも自転車通勤できる人はすべきだよ!


翌日、嫁が帰ってきたのだが、寒さに長時間震えながえらタクシー待ちの長蛇の列に並んでいると、なんと近所の居酒屋の店員から暖かいお茶を配られたそうだ。しかも、嫁だけではなく列に並んでいる人全員に。しかもしかも、個人経営ではなくチェーンの居酒屋だったという。海外ではこのレベルの地震で略奪も暴動も起こらない日本信じられんと報道されてるらしいが、こういう所が日本の良い所だよね。


かくいう自分はというと、週末に参加費1.5万円の大学院の教授の還暦お祝い会があったのだが、これを理由に不参加として1.5万円節約だぜー!なんて小躍りしてた。大学院の先輩(でも年下)に電話連絡した時も半笑いだった。イカイカン。これはイカンですよ!


……どうも自分には非日常的なことが起こると興奮して半笑いになってしまうという悪いクセがあるようだ。ツイートにもすぐに草とかつけてしまう。
被災された方が何万人、お亡くなりになった人が何百人もいて、こういうことを書くのが不謹慎なことこの上ないのは承知しているのだが、川から増水した水が車を飲み込むとか、津波で陸地に押し戻された貨物船が民家に激突するとか、ビルとビルの間を水が駆け抜けてゆくとか、ディザスター・ムービーさながらの映像を、とりあえずの安全が確保された家からテレビで観ていると、どうしても興奮してしまう。
地震当日は子供の面倒をみる責任があったので早々に寝てしまったのだが、嫁が帰ってきて義務から半ば解放された早朝から、テレビとTwitterの前に釘付けだ。おそらく、日本の大多数の人間がこんな感じだったのではなかろうか。


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花沢 健吾
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そういや『アイアムアヒーロー』にて、日本国内がゾンビ化されていくさまをニュース映像と2chのスレッドを交互にカットバックしたコマ割りでみせていく回があった。あれをリアルでやっている感覚だ。2chじゃなくてTwitterというところがリアル……いや、リアルそのものなんだけど。



ただ、福島原発で爆発のニュースにはちょっとアセっている。
地震で何千・何万人の犠牲者が出ても、それって基本的に一回こっきりのことだと思う。余震や津波も、今後充分注意すれば可能な限り防げるはずだ。
でも、放射能物質が大量に撒き散らされたとしたら、それが原因で癌なり放射線障害なりで苦しむ人(「死ぬ人」でない点に注意)が今後何万・何十万人単位で出てしまう。しかもそれは、余震や津波に比べて個人の努力で防ぐことが難しい。普段は「『Fallout』みたいなアフターホロコースト世界が理想!」なんてホザいてる自分だが、こんな中途半端なのは嫌だ。