JA戦隊ゴーオンジャー

 連休中のことなのだが、さすがの私も三日三晩ずっと小泉改革に心を奪われていたわけではなくて、きちんと家族サービスをしたので報告したい。

 何をしたのかというと、近所の自然公園で「ゴーオンジャーショー」をやっていたので、いってきたのだ。言い訳しているかのようだが、決して私の趣味ではない。「炎神戦隊ゴーオンジャー」は毎週楽しく観ているのだが、さすがにショーまでチェックしているわけじゃないのだな。
 実は、日頃のオタ教育が功を奏したのか、現在2歳になる息子が「ゴーオンジャー」にもの凄くハマっているのだ。保育園でも大声で変身ポーズキメているらしく、先日など年上の園児に「ゴーオンジャーが来た!」と半笑いで言われている姿を目撃した。5、6歳でもこの半分バカにするニュアンスを出せるんだなと関心したよ。勿論、息子は馬鹿なので気にせず変身ポーズをTPOを選ばずに繰り返しているのだが、それを不憫に思ったのか嫁がどこからかショーのことを聞きつけてきたのだ。本当は後楽園で素顔の戦士達を観ようと思ったのだが、まずは近場からだと行ってみた。


 行ってから気がついたのだが、農協のイベントの余興の一つとしてやるショーだった。そのせいか、なんだかとってもご当地ヒーロー感溢れるショータイムだったよ。
 ショーの前には農協オリジナル商品の宣伝。司会のお姉さんは若干熟女気味。どう見てもキックの足が腰くらいまでしか上がっていない。なんか台詞が棒読みなメンバーがいるなと思ったら、脇のテントの中で声優の卵らしきお兄さんが一人で男全員の声をアテている。おまけに、司会のお姉さんがすぐ消えるなぁと思ったら、多分イエローの声をアテていたりした。
 そうそう、最前列でショーを観た嫁の話によると、ブラックは中年太り体型だったらしい。イエローがムチムチなのには気づいたが(理由:中身は男だから)、ブラックには気づかなかったよ。さすがデブに厳しいうちの嫁だ。
 「ゴーオンジャー」といえば現役のスーパー戦隊で、つまりは現在の特撮作品で言えばピラミッドの頂点近くにいる存在だと思うのだが、全体的に、なんか「離島戦隊タネガシマン」とか「超神ネイガー」みたいな感じだった。まぁ、この夏に観たウルフェスのショーが特別だっただけで、大抵の特撮ヒーローショーってこんなもんなんだろうな。


 でも、我が家の息子は憧れのゴーオンジャーと握手までできたせいか大興奮。次の日の夜まで「ゴーオン!ゴーオン!」と大興奮。そんなにゴーオン!ゴーオン!ばっか言ってたら、来年のシンケンジャーに対応できないぞ、と言ったそばから「シンケンジャー!」。将来はバンダイの良いお客様になること間違いなしだ。まぁ、つまりは我々の仲間ってことなのだが。