プリン!プリン!プリン!

 私はゼリーとかプリンとかムースとかババロアとかいった半固形の菓子が大好きなのだが、その中でもプリンが大好きだ。
 スーパーやコンビニやケーキで買うのも良いが、自作も良い。自炊癖のついていた独身の頃は良く作っていて、たまたま我が家を訪問した嫁の友達に食わせて気持ち悪がられたりしていたのだが、今回クリスマス用に大型焼きプリンを作ることにした。



 世の中にはバケツプリンというものがあるらしく、手頃なバケツを探したりしたのだが、ウチのオープンに入る金属製のバケツがみつからなかったので耐熱ガラス製のボウルを使用した。で、これまでは市販のプリンミックスを使用していたのだが、折角なので今回はプリン液から作成だ。レシピを書くと、まずグラニュー糖を煮詰めてカラメルソースを作る。はっきりいって、ここが一番難しかった。

これをボウルに入れて固めた後、プリン液を入れる。プリン液なのだが、自重で崩れる卵は20個使用、半分は黄身のみだ。金ザルで濾した後、生クリーム200mlに牛乳600ml、グラニュー糖100gを加える。
 牛乳以下は脱気とグラニュー糖を溶かす為に予め暖めておくのだが、あんまり高温だと卵が固まってしまうので注意が必要だ。これにバニラエッセンスと蜂蜜を適量加え、水を張ったオープンにて180℃40分と、デカいので長めに焼いて完成。これだけデカくても材料費は1000円ちょいと、コストパフォーマンスも良い。

 味も勿論良し……と言いたいのだが、卵を20個も使ったのが悪かったのか、あまり評判が良くない。三十路を越えた女どもはカロリーが気になるらしい。でも、美味しいスイーツ(笑)というのはそういうもので、オマエが買ってきたケーキにもそんくらいの卵とそれ以上の砂糖が入ってるんだよ!本当はコクを出す為にもう少し黄身の割合を多くしても良いかなぁなんて思ってもいたのだがなぁ。


 おまけに味がクドすぎたのか、娘も半分残す始末。でも息子はガツガツ食って、おかわりまでして、プリンは男の食い物だと思いましたとさ。