みっくみく島日帰り旅行


 天候が悪いので今年こそは23時間を船で過ごす羽目になるのかなと思いきや、無事に接岸できましたよ、御蔵島。船で時間を無駄にしないよう、普段読む機会の無い本やノーパソを準備したり、酒やつまみを買い込んだりと覚悟を決めていたのだが、嬉しい誤算だ。



 しっかりイルカも見れた。昨年判明したのだが、やはりこの時期のイルカは人馴れしておらず、ウソだろと思うほど遊んでくれた。疲れたので浮き身してる状態でも向こうから寄ってきてくれる。今年は動画を多めに撮ったのだが、時間のある時に編集してYoutubeにでもアップしようかと思う。例年通り、興奮と疲れで吐いたりしたのだが、それも楽しさのうちだな。


 ただ、やはり明日から台風並みの低気圧が来るらしく、二、三日島に閉じ込められることが予想されるので当日午後の船で帰ることを推奨された。島の滞在時間は6時間弱だ。ほぼ日帰りだ。滞在した方が利益になるのに「帰ったほうが良いですよ」と薦めてくれ、快くキャンセルを受け付けてくれる島の人は優しいねぇ。観光客商売だと、これが当たり前かとも思ったのだが、私の住んでる川越も同じく観光客商売が大手を振るっているものの、そんなに暖かくないぞ。


 以前、スキンやスキューバに関わらずダイビングというものは自然を理解する手段で、台風や低気圧が理由で海に入れなくともそれは台風や低気圧といった自然現象を理解するという意味では同じくレスペクト・ネイチャーな行為であるからダイビングの一部であるのだということを書いたのだが、それでいうと旅行の計画を練ったり段取りをつけるという行為もダイビングの一部なのだな。家に帰るまでが遠足です的な意味で。



 というわけで、家族の不幸とか怪我とかは仕方が無いけれど、天候が悪くて月曜日に帰れそうも無いからキャンセルっつーのはオトナとしての段取り不足だな。キャンセルした奴らは死ぬまで後悔すべきだぜ!