ニコ生マクガイヤーゼミ「『閃光のハサウェイ』予習編 富野は何故『閃光のハサウェイ』を監督できないのか、あるいは、しなかったのか」

お楽しみ頂いているマクガイヤーチャンネル。次回の放送のお知らせです。


5月21日公開予定だった映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』ですが、またもや公開延期になりました。時節柄、仕方がありませんが、残念です。
1989~90年にかけて発表された富野由悠季による同名小説を、3作かけて映像化する、その第1作目になるそうです。なんでも、ガンダムにとっての「正伝」である宇宙世紀作品を各種メディアで展開するプロジェクト『UC NexT 0100』の第2弾として制作されるそうです。
閃光のハサウェイ』が、いまこのタイミングで映像化されることに、驚きと納得の両方を感じてしまいます。発表当時、『閃光のハサウェイ』はイノセンスの象徴として過去作に登場したハサウェイ・ノアを抑圧された宇宙植民地の側に立つテロリストのリーダーとし、テロを繰り返す側の視点で描くガンダムシリーズとしては異端の物語だったからです。
しかし、アメリカ同時多発テロ事件から20年が経ち、いまもまだ「テロとの戦争」の最中にあります。テロリストの視点から語る物語は珍しくなくなりました。
富野由悠季の作風は『閃ハサ』以後どんどん「黒さ」を増しつつも、『ブレンパワード』を境に反転を迎えることとなります。一方で、「ガンダム」というコンテンツはサンライズの身売り以降、『SEED』や『UC』でしっかりとブランド化しましたが、富野自身が『閃ハサ』のアニメ化に関わらないことにも、驚きと納得の両方を感じてしまいます。


そこで、映画の予習として、5/30(月)19時より、富野由悠季の創る『ガンダム』とその影響について解説するニコ生を行います
live.nicovideo.jp


ゲストとしてお友達の虹野ういろうさんをお迎えしてお送り致します。


お楽しみに!