一番いいレポートを頼む……:『日本オタク大賞2010』 その2
その他編(担当:鶴岡法斎)
『ゲゲゲの女房』大ブレイク
『デビルマン対ゲッターロボ』
デビルマン対ゲッターロボ (チャンピオンREDコミックス)
永井 豪 ダイナミック・プロ
三峰徹ついにブレイク
小林ゆう
- 非常に役作りに一生懸命な声優さん(笑)狂っているが、礼儀正しい。素晴らしく独創的な絵も描かれる。
- 初めてインタビューした時、インタビューを終えて別用件で移動したら、お互いの住まいと全然関係ない駅の喫茶店で再会した。身の危険を感じた(笑)で、これをMixi日記に書いたら『世にも奇妙な物語』扱い(笑)
- SABRAのインタビューで行きたい場所を聞いたら『神奈川県』と答えた(笑)で、その後小林ゆうに横浜でイベントだからライブだかをやる仕事が入った。小林ゆうは基本的に人に怒らない。でも、「良かったですね、神奈川県に行けて」と声をかけたら、くるっとマネージャーの方を向いて大激怒。「なんで横浜が神奈川県だって教えてくれなかったんですか!」ゾッとした(笑)
- 明日、ここ(ロフトプラスワン)でイベントする。僕は司会というか小林ゆうさんに相槌うつという仕事をする(笑)どんな球でも打つ。根本敬が勝新太郎にインタビューした時ってこんな感じだったのかな?(笑)←礼儀正しい勝新太郎みたいな感じですね(笑)
楽天マスコット、超特大ゴーヤ
- 非公認だけど、グラウンドに上がれる権利を持ったマスコット。←なにそれ?
- どんな外見かというと、これです。
TENGIRLSコミック化
『はがない』バカ売れ!
僕は友達が少ない 1 (MFコミックス) (MFコミックス アライブシリーズ)
平坂 読 いたち
- 『僕は友達が少ない』バカ売れ。友達を作る為の部活を舞台にしたラノベだが、主人公の男1人に対して女4人。「俺達は非モテ」などと言いながら、部室で男女仲良くモンハンなんかやったりしてやがる。←ねぇ前島、大丈夫?(笑)
- オタクが普段やってる会話をコント形式でやっている。『あずまんが大王』の4コマをラノベでやってるみたいな感じ。
- まるでニコ動のコメント読んでるみたい。←今「向田邦子みたい」と言おうと思った(笑)
- 大きな物語を巧妙に回避している。何もないのに5巻までいってる。←『デビルマン』や『幻摩対戦』は5巻であんなところまでいってしまったのに(笑)
- メディアミックスされてない作品ではダントツ。「文章系」のタイトルも良い。
『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』盗作問題
俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長 (電撃文庫)
哀川 譲 H2SO4
- 『バカテス』の文章の末尾だけ変えたコピペレベル。どうして誰も気づかなかったのか?←文章は気づきにくい
- 『バカとテストと召喚獣』というメチャメチャ売れた小説を、メチャメチャ売れた小説がパクったので判明した。
- 電子書籍が普及して簡単に比較できるようになった時、もっと判明するのでは?
- 冤罪も一杯ある。
- ナンセンスな通報も沢山あって、同じ金髪少女出てくるからパクりとか言ってくる(笑)
- 昔の文学からのパクリなら引用になるのか?
- リスクヘッジという意味もある。
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』主人公の妹が書いた小説が盗作されるというエピソードが、『バカテス』盗作問題の影響もあったのか、アニメ化の際に原作レイプに改変された。それが「原作レイプ!」と叩かれた。←なんというポストモダン(笑)
『KAGEROU』
KAGEROU
齋藤 智裕
- 今年最も売れたマウスパッドとして有名ですね(笑)
- 日本語もちゃんとしているし、ヘタだけどテーマもちゃんとある。ただ、単にあんまり面白くない(笑)
- テーマは「命」や「生死」。←うちの奥さんは「笑うセールスマンみたい」と言っていた(笑)
- テーマが「命」や「生死」といえば、『Angel Beats』に似てますね(笑)←麻枝准の書くテキストはキレキレ。でも、『KAGEROU』は普通。←マウスパッドですから(笑)
- 次作はクロックアップしないの?←その前にキャストオフしないと(笑)
- 真面目な話、もし自分が新人賞の審査員だったら、一次審査では通すけど、二次審査は通さない。わりと起伏がない。←劇画村塾だったら「キャラが薄いンです!」で終わり(笑)
- 会場で読んだ人いますか?……1人。←『ドカベン』と同じ人数ですね(笑)←この会場に集まってる人たちは、チャンピオンではなくチャンピオンREDいちごを買ってる層なんだ(笑)
『天地明察』バカ売れ
スーパーライトノベル・レーベル大戦勃発中
一般編(担当:藤津亮太)
はやぶさお疲れ様
1/32 スペースクラフトシリーズ No.01 惑星探査機 はやぶさ
- 圧倒的ビハインドを覆す興奮。これってヤマトじゃね?(笑)
- はやぶさ帰還がテレビ中継されないことに怒っている人たちがいたが、原爆作って日本政府を脅迫しないかな?(笑)
非実在アレコレ
- 戦いはまだまだ続くぞ!
- 署名というものに抵抗があったのだが、今回は生まれて初めて署名した。
- 決まるまでのプロセスも問題。
- S太郎の発言も名言ぞろい(笑)
- これは週間B春に載っていた話なのだが(笑)、I原S太郎はM島Y夫にコンプレックスを持っているらしい。M輪A宏のことが好きだったのだが、M輪はM島にぞっこんで、全然相手にしてもらえなかった。そこで愛憎反転して、ゲイを憎むようになったという(笑)
仮面の告白 (新潮文庫)
三島 由紀夫
- で、M島はマンガ評論もやっていて、それもスゴかったので、俺は「マンガを憎む!」と(笑)もう、M島への怨念が凄い。←腐女子が聞いたら大変なことになりますよ(笑)
平野綾の消失
平野綾 '08-'10 Aya
平野 綾
電子書籍が止まらない
尖閣諸島、漏れ出したら止まらない!
西崎義展氏死去
- このタイミングで死去。まるで劇画みたいな死に方。
- 御遺体が大和に辿り着くのかも。
- 『仮面ライダーX』なら怪人で出てきそう(笑)
『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』
応答せよ巨大ロボット、ジェノバ
杉作j太郎
- 杉作J太郎の書いたロボット小説。杉作さんは数年前からすっかりアニオタなのだが、特に『ガンダムSEED』と『ファフナー』が好きらしい。その縁か、表紙はなんと平林和久が描いている。
- ロボットと美少女が登場するのだが、中年の屈託が良く出ている。ゴダールがロボットアニメ作ったらこんな感じ?
……こんな感じかな?
この後、観客を交えた投票にて、「はやぶさ」と『ハートキャッチプリキュア』が大賞をダブル受賞。ダブル受賞で大丈夫か? 大丈夫だ、問題ない!
その他、個人賞として、原八賞が『SPACE BATTLE SHIPヤマト』、奈良崎賞が『カイタン』、前島賞が「三木一馬」、志田賞が『エルシャダイ』、藤津賞が『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』、鶴岡賞が「小林ゆう」、前田賞が『地獄のミサワ』に贈られた。
その後、Ust放送を切り、会場だけでしか聞けないトークも開催された。そちらも面白かったよ。
例年、ここで未見だったり未読だったりするものは、昨年の落ち葉拾いとしてできるだけチェックしているのだが、『淀川ベルトコンベア・ガール』は面白かったな。短期連載版を書いた2003当時は「リアリティが無い」と言われていた15歳の工場労働者が、今や「個室寮完備なんて贅沢過ぎます」との反応を受けるさまはまさに2010年の象徴だ。
淀川ベルトコンベア・ガール 1 (ビッグコミックス)
村上 かつら
また、実をいうと、一番心に残ったのは「一年に一回やる本会の集客は申し分ないのだが、スピンオフである『R』は客入りが寂しい時がある。皆さん、興味の無いことにアンテナを広げるのも大事ですよ」という最初の前説での野田真外の言葉だったりする。まさに浸透と拡散を経てオタク・イズ・デッドした後である今の状況を表しているなぁ、と思ったよ。
そんなわけで、次週に開催された「オトメアワード2010」にも参加したので、近いうちにそのレポートもアップするつもり……と言ってみるテスト。