2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

実写とアニメのあいだ、人間と動物のあいだ:『スパイアニマル・Gフォース』

かなり期待していた『スパイアニマル・Gフォース』を観てきたのだが、やっぱり面白かったわー。 私は「動物が喋る映画」に目が無いのだけれども、そういう個人的な好き嫌いを抜きにしても、本作は傑作だと思う。や、最近、期待満々で観にいった映画に失望さ…

第二次スーパープリキュア大戦α:『プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』

ホラー映画、SF映画、サスペンス映画……。映画には様々なジャンルが存在する。 知らない人は全く知らないと思うのだが、近年新しい映画ジャンルが誕生した。「スパロボ大戦映画」がそれである。 「スパロボ大戦映画」は下記のように定義される 少なくとも三作…

映画監督押井守にとっての勝利と敗北──もしくはキャメロンに「負けた」理由

勝つために戦え!〈監督篇〉 ライムスター宇多丸が先週タマフルでお薦めしていた押井守の新刊「勝つために戦え! 監督編」を読んだのだが、面白かった。 TBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル 前作にあたる「勝つために戦え!」は何年も…

非実在青少年は本当に実在しないのか?

今、twitterやブロゴスフィアで最もホットな話題といえば東京都青少年保護条例改正案──「非実在青少年」規制だ。 子供を持つ親が送ると効果的というので、私も民主党系の都議会議員に反対のメールを送ろうかどうか迷っているのだが、埼玉県民が送っても効果…

おれは戦争が大好きだ!:『ハート・ロッカー』

The Hurt Locker [DVD] [Import] アカデミー賞を獲ったわりには公開館数の少ない『ハート・ロッカー』を観たのだが、とんでもない映画だった。 「私は戦争が大好きだ!」を大マジでやるというか、21世紀のキルゴア中佐というか、戦争しながらこの作品を監督…

岡田斗司夫のひとり夜話6 その2

(前回の続きです) ノート術:左ページについて ノート術、左ページが難しいとよく言われる。右ページには論理的なことを書くわけだが、左ページにもついつい論理的なものを書いてしまう、と。確かに難しいかもしれない。 大阪芸術大学で客員教授をやってい…

岡田斗司夫のひとり夜話6 その1

毎度お馴染み、岡田斗司夫が一人きりで何時間も理屈をこねまくる超絶トークイベント「岡田斗司夫の ひとり夜話」に今回も行ってきた。 ちなみにこれまでのまとめと感想は↓の通り。 「岡田斗司夫のひとり夜話」その1 - 冒険野郎マクガイヤー@はてな 「岡田斗…

民主主義の限界と信頼:『鈴木先生』第9巻

鈴木先生 9 (アクションコミックス) 私は漫画アクションを定期購読していないので、毎回新刊が出るたびに悶絶する『鈴木先生』であるが、先週発 売された9巻も面白かった。またもや悶絶したよ。 『鈴木先生』はとある中学を舞台に、鈴木先生と生徒達が学校内…